1986年にドラクエ1が発売、1990年にちびまる子ちゃんが放送開始

松任谷由実さんの「春よ、来い」がめっちゃ好きです。

そこから一時期ユーミンのCDを片っ端から借りてた時がありました。

色々聞いてみて松任谷由実が好きというわけではなく「春よ、来い」が好きだったことが分かりました。

曲単位で好きって、結構ありますよね。

あ、でもいくつか好きなのも見つかって。

「リフレインが叫んでる」とか好き。

そんな松任谷由実さんの曲の中に

「20 minutes」って曲があります。

これも結構好きです。

簡単に説明すると

彼女がデートの待ち合わせしているのだけど、

20分しても彼氏が来ない。

その間にナンパな男に声をかけられて……って筋書き。

気になる方はどうぞ。

で、私はこの曲聴いて

「なんでこの女の人ナンパ男に声かけられて嫌がってるのに逃げないんだろう」

って思っていました。

親しく話しかけられて嫌だったらその場を離れればいいじゃん。

話しかけてくるナンパ男を無視して居座り続けて「彼氏早く来て～」って何のこっちゃ？

しばらくしてからこの謎はふとした瞬間に解明。

この曲ができたのは1986年。

携帯電話が存在しないのです。

その場を離れてしまうと待ち合わせている彼氏と会えなくなるんですね。

いつでもどこでもスマホで連絡が取れる状態に慣れてしまって、

連絡が取れないなんて完全に意識の外でした。

歌詞でもうひとつ私がすぐに理解できなかったものをご紹介。

知っている人は知っているZABADAKさんから。

民族調の曲とか好きな方で聴いたことない人がいましたらオススメします、ZABADAKさん。

そのZABADAKさんの「遠い音楽」の最後に

50億のコーラス

って歌うんですよね。

この流れで読んでいる方なら分かる方も多いとは思うのですが、私は聴いた時よく分かりませんでした。

なぜ50億？どっから来たんや？

この曲は1990年の曲。

当時の世界人口は約52億人です。

私は小学校で「世界人口は60億人」で習いました。

だから50億と人口はすぐに結びつかなかったですね。

因みに5つ離れた弟の時は70億でした。

今四捨五入で80億になるらしいです。

増殖し続けるホモ=サピエンス=サピエンス。

時代の変化から今では意味が伝わりにくくなくなってしまった創作物は

よくあるように思えます。

ケータイでメール送る系のラブソングとか私の世代に結構あった気がしますが、

今生まれた人が成長したときに聴いた時、何ぞ？ってなるのでしょう。

どこのコメディ漫画家さんか忘れてしまいましたが、時代の遷移でギャグが伝わらなくなってしまわないように、時事ネタはなるべく避けているって言っていました。

時代に左右されず、100年先の人にも伝えたいと思ったら、

なるべく汎用的なものを用いて作品を完成させる必要があります。

が、

意図せずその時代を表している芸術って、素敵だと思うのです。

なんでこの女性ナンパから逃げないんや？

突然出てきた50億ってなんやねん。

って考えてみた結果、その時代が垣間見えるのがなんとなく面白い。

だから、モノによっては必ずしも汎用的でなくてもいいのではないかなって思ったり。

あ、オチは無いです。それだけ。

上記のような今見るとよく分からない系歌詞で美しいもの、

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